いろいろなガラスがある

ガラスの説明

ガラス修理隊

用途によってガラスを選ぶのが基本です。

住まいのガラスは見た目だけで選ぶのではなく使う場所と求める役割に合わせて選ぶことが大切です。玄関まわりや勝手口や掃き出し窓のように人の出入りがある場所では採光だけでなく安全性や防犯性や日常の使いやすさにも目を向ける必要があります。ガラス交換で分からないことがありましたら施工店へ相談するのが得策です。ここでは基本的なガラスの種類に加えて起こりやすい状況や見分け方や注意点も含めて記載しておきます。小さなひびや欠けでも場所によっては鍵のかかり具合や建具のゆがみに影響することがあるため違和感がある時点で種類と状態を確認しておくと判断しやすくなります。

フロート板ガラス
通常の一枚ものの透明ガラスです。もっとも広く使われている基本的なガラスで室内へ光を取り込み外の様子も確認しやすい特徴があります。室内の明るさを確保しやすい反面で外からの視線も通りやすいため設置場所によっては防犯面や目隠しの必要性を考えることが大切です。割れた時は鋭い破片になりやすく出入口付近や低い位置では人が触れやすいため注意が必要です。見た目はすっきりしていますが衝撃を受けると一点から放射状に割れが広がることがあります。小さな欠けが端に出たまま使うと開閉の振動でひびが伸びる場合があるため早めの確認が向いています。
すりガラス
細かい砂の粒子を吹き付けることでガラス表面に微細な凹凸をつけた乳白色に見えるガラスです。浴室や洗面所や勝手口など視線をやわらげたい場所で使われることが多く部分的なすり加工も可能です。外から室内が見えにくくなるため目隠しとして役立ちますが光は通すため閉塞感を抑えやすい特徴があります。表面に細かな加工があるため汚れが付きやすい面もあり強くこすると白っぽく見え方が変わる場合があります。割れが入った時は加工面に沿って傷が分かりにくいこともあるので表面だけでなく端部まで確認することが大切です。目隠し性を重視する場所で透明ガラスへ交換してしまうと生活動線が見えやすくなるため用途に合った選定が重要です。
型板ガラス
室内側の表面がデコボコしたタイプのガラスです。光を取り入れながら視線を遮りたい場所に向いておりトイレや脱衣所や玄関脇の明り取りなどでも見かけます。模様によって見え方は異なりますが近くに立っても輪郭がぼやけやすいため防犯面では生活の様子を伝えにくい利点があります。すりガラスと違って表面の加工の向きに特徴があり片面だけデコボコしているため清掃時や交換時には室内外の向きも確認が必要です。ひびが模様に重なると見落としやすいことがあるので割れ音がした後やぶつけた心当たりがある時は光に透かして状態を見ると分かりやすくなります。
網入り型板ガラス
ワイヤーが格子状に入り表面がデコボコしたタイプのガラスです。視線を遮りながら火災時の飛散を抑える目的で使われることがあり集合住宅や共用部まわりでも見られます。網が入っていることで割れにくいと思われがちですが衝撃に強くなることを主目的としたものではありません。熱の影響や経年変化でひびが入ることもあり中のワイヤーがさびるとガラスに負担がかかる場合もあります。ひびがワイヤーに沿って見える時や端から伸びている時は熱割れの可能性もあるため原因の見極めが大切です。目隠しと防火の両面が必要な場所では交換時に同等品で考えることが多く見た目だけで別種類へ変えると用途がずれることがあります。
網入り磨きガラス
ワイヤーが格子状に入った透明なガラスです。透明性があるため見通しを確保したい場所で防火性も考えたい時に用いられます。店舗の間仕切りや共用部の採光面などでも使われることがあります。透明なので外の確認はしやすい一方で視線も通りやすいため住宅では設置場所を考える必要があります。網入り型板ガラスと同じく網が入っていても防犯ガラスとは性質が異なります。割れても網が残ることで形を保つ場合はありますが侵入対策を主目的とした仕様ではないため用途を混同しないことが大切です。ひびが入ったまま放置すると見た目以上に強度が下がるため出入口付近では早めの相談が安心につながります。
ぼかし加工ガラス
透明ガラスにグラデーションですり加工をしたガラスです。下側だけ見えにくく上側は光を通したい窓や装飾性を持たせたい建具で使われます。外からの視線が気になる高さと空を見たい高さを分けて考えられるため住まいの快適性と目隠しの両立に向いています。施工後は室内外の向きやぼかしの位置によって印象が変わるため交換時には現在の見え方を確認しておくことが大切です。部分加工の境目に汚れや小傷があると目立ちやすいこともあるため普段の掃除で強い摩擦を避けると状態を保ちやすくなります。
異形ガラス
四角形ではなくデザインに合わせた特殊な形状のガラスのことです。玄関の装飾窓や室内建具や店舗の意匠部分などに使われることがあり建物の印象を整える役割もあります。現場にて型紙に形状を写し取りそれを元に加工工場で正確に制作します。そのため特殊な工程が必要になり即日工事ができるものではなく納期が必要となってきます。破損した時は欠けた一部だけを見て大きさを判断しにくく同じ形へ戻すには全体寸法や曲線部分の確認が欠かせません。養生だけでしのげる場合もありますが玄関周辺の異形窓が破損している時は見た目の問題だけでなく防犯上の空きも生じるため早めに相談する目安になります。
フロストガラス
すりガラスとは異なる見え方を持つガラスです。手垢が付着しにくい特殊加工がされているためインテリア家具や室内建具などで利用されています。構造としてはすりガラスに化学処理を加えたガラスでやわらかな透明感があり汚れにくい点が特徴です。見た目が上品で室内の仕切りにもなじみやすく近距離の視線をやわらげたい場所に向いています。表面が均一に見えるため小さな線傷や欠けが見つけにくいこともあります。家具扉や室内ドアで使用されている場合は開閉時の振動で端部へ負荷がかかることがあるため角の欠けや白い線が見えたら早めに確認すると安心です。

ガラス交換依頼で必要になってくる点について
上記3点の情報があれば概算見積もりはお電話でも可能ですが基本的には現地で確認し最終的な施工金額となります。実際の現場では見えている割れ以外にサッシのゆがみやパッキンの傷みや戸車の不具合が見つかることもあります。鍵がかかりにくい状態や窓が最後まで閉まりきらない状態はガラスだけでなく建具全体の調整が必要な場合もあるため症状を一緒に伝えることが大切です。破損直後は破片に触れないことと開閉を控えることが基本です。小さなひびでも出入口付近や道路側の窓では安全面と防犯面の両方から早めの相談が向いています。

割れない硝子の有効性

割れない硝子と呼ばれるものは通常のガラスに比べて衝撃に強く割れにくい性質を持つものを指して使われることがあります。実際には強化ガラスや合わせガラスなど性質の異なる製品があり用途に応じて選ばれています。共通して言えるのは割れた時の危険性を抑えたり破片の飛散を減らしたりしやすい点です。安全性が重視される場所や人が集まりやすい場所ではこうした性質が役立ちます。住まいでは台風時の飛来物や不意の接触や防犯対策を考える場面で検討されることがあります。ひびが入ってもすぐに全面が崩れ落ちにくい構成であれば応急対応の時間を確保しやすく落下物による二次被害も抑えやすくなります。

飲食店や病院や学校などの公共施設
人の出入りが多い施設では転倒や接触や器具の衝突など思わぬ場面でガラスへ力が加わります。割れにくい硝子を用いることで破片散乱による事故を抑えやすくなり避難動線や作業動線の安全確保にもつながります。飲食店の厨房や病院の処置室や学校の出入口付近などでは清掃しやすさだけでなく破損時の危険を少なくする考え方が重要です。施設では一度の破損で利用停止の影響が広がることもあるため交換時に安全性を見直すきっかけになります。
自動車のフロントガラスやサイドウインドウ
自動車のガラスには割れにくさや飛散しにくさを考えたガラスが使われることがあります。事故や飛び石の時に急に視界を失いにくく乗員への傷害を抑える役割があります。住宅用ガラスとは構成や基準が異なりますが割れても危険を抑えるという考え方は共通しています。身近な例として理解しやすく住まいの窓でも使用場所に応じて安全性を高める選択があると知っておくと比較しやすくなります。
住宅の窓ガラス
住宅の窓では地震や台風や飛来物への備えとして割れにくさや飛散のしにくさが重視されることがあります。とくに掃き出し窓や玄関横の明り取りや道路に面した低い位置の窓は人が近づきやすく防犯面も気になりやすい場所です。通常の透明ガラスから見直すことで破損時の危険を減らし侵入抑止の一助になる場合もあります。小さな子どもや高齢の方がいる住まいでは日常の接触でも安心感が変わります。台風の後に細かな傷や端部の浮きが見える時は性能を十分に発揮できないこともあるため点検の相談が役立ちます。
その他の用途
スマートフォンやタブレットなどの画面やショーケースやディスプレイケースや建築物の外壁や屋根など様々な場所で割れにくい性質を持つ硝子が利用されています。見せることと守ることを両立したい場所では破損時の安全性が重要です。住宅でも室内ドアの明り取りや家具ガラスや吹き抜けまわりなど人の近くで使う部分では用途に合った検討がしやすい分野です。単に割れにくいだけでなく割れた後の状態や交換のしやすさや費用の考え方も含めて比較すると選びやすくなります。

割れない硝子は割れにくいため破片散乱による事故や怪我を防止しやすい点が大きな有効性です。そのため安全性が重視される場所や目的に使用されることが多いです。ただしどの製品でもまったく割れないわけではなく強い衝撃や条件によっては破損することがあります。大切なのは割れ方や設置場所に応じて被害を抑えやすい種類を選ぶことです。交換後の安心感だけでなく破損時の初期対応のしやすさにも関わるため目的を明確にして選定することが大切です。

単価が安くても割れない硝子を選択する理由
単価が安くても割れない硝子を選択する理由は安全性が高いからです。通常のガラスに比べて衝撃に強く割れにくいため破片散乱による事故や怪我を防止しやすくなります。単価だけで通常のガラスを選んだ場合には万一割れた際に破片が広がり人や物へ被害が及ぶ可能性があります。出入口や通路沿いの窓や子どもの手が届く位置ではその差が日常の安心につながります。また割れにくい硝子は耐久性の面でも有利なことがあり長期間の使用で見れば交換回数や応急対応の負担を抑えやすい場合があります。防犯面でも割れるまでに時間がかかる構成であれば侵入の抑止に役立つことがあります。もちろん設置場所や予算との兼ね合いはありますが安さだけでなく破損時の危険と使用環境を合わせて考えることで納得しやすい選択になります。窓にひびが入った時や強風の後に不安が残る時や今のガラスでよいか迷う時は現場状況を見てもらい目的に合った種類を相談するのが分かりやすい方法です。